流転の海

流転の海 (新潮文庫)流転の海 (新潮文庫)

新潮社 1990-04
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内容(「BOOK」データベースより)
敗戦から2年目、裸一貫になった松坂熊吾は、大阪の闇市で松坂商会の再起をはかるが、折も折、妻の房江に、諦めていた子宝が授かった。「お前が20歳になるまでは絶対に死なん」熊吾は伸仁を溺愛し、その一方で、この理不尽で我侭で好色な男の周辺には、幾多の波瀾が持ち上った。父と子、母と子の関係を軸に、個性的な人間たちの有為転変を力強い筆致で描く、著者畢生の大作第一部。

完結してから一気に読むつもりでいたのだが、
先日、本の整理をしていたときにそろそろ読んでも良いかなと思い始め、
列車の中で読もうと今回、持ち込んだ。
結果、往復で1冊読了。時間があっという間に経ったぐらい、のめり込んだ。
いよいよ私は松坂熊吾の人生に関わり始めたのであります。もう引き返せない。
今後どうなるんだろうと気にはなりつつ、予備知識は一切入れたくないので
文庫で刊行済みの第5部まで、裏表紙のあらすじも読まないでおこうと決めた。
あー、でも今の自分の気持ちじゃ、あと4冊なんて一気に読んじゃいそうだ。
でもって続きが知りたくてジリジリしそう。