Y TU MAMA TAMBIEN (追記に追記有）

天国の口、終りの楽園。 ガエル・ガルシア・ベルナル マリベル・ベルドゥ アルフォンソ・クアロン ナド・エンタテイメント 2003-03-28 売り上げランキング : 2648 Amazonで詳しく見る by G-Tools

内容（「DVD NAVIGATOR」データベースより）
『大いなる遺産』のアルフォンソ・キュアロンが描く青春ロードムービー。幼なじみのフリオとテノッチは退屈な時間を持て余していた。そんな時、美貌の人妻・ルイサと出会い、あるかどうかもわからない幻のビーチ“天国の口”を探す旅に出ることに。

「MoviePlus」で放送していたのをたまたま観て、最後までやめられなくなった。前知識も気負いもなく、偶然観た映画が良い作品だったってのはうれしい。やりたい盛りの男の子ふたりが主人公なので、全編そういう話＆シーンばかりなのだけど、なんなんでしょう、この爽やかさは。この人は誰なん？というおっさんのナレーションや、普通じゃないでしょという匂いぷんぷんのカメラワークは、嫌みになりそうな線ギリギリで止まっていてそれもまた良い。メキシコの景色が綺麗、人がみんな優しい、男の子ってしょーがねぇなぁと思える、とにかく良い映画です。

フリオ役のガエル　ガルシア　ベルナルって、大好きなロードムービー「モーターサイクルダイヤリーズ」でのゲバラさんだったのに気付かなかった。どっかで観た人だとは思っていたのだが。ゲバラさん役より頼りない印象だったのは若かったせいか。
それよりもテノッチ役のディエゴ　ルナ君がカワイイ！！主演らしい「クリミナル」のDVDが来月廉価版で出るので買わなくては！その前にこの映画、もいっかい観たいなー。

あとは内容に触れるので追記で。
ネタバレありの公式サイトはこちら。　

公式サイトにはでかでかと「最期」と書かれているので、ルイサは死んじゃうんだと分かるのだが、何も知らない私はちょっと衝撃というか、ある意味とってつけた印象があって、ふたりの友情の終わりを示唆させるために、そういう設定を作ったんじゃないかとさえ思った。

しかし、勢い3人で盛り上がってしまって、その流れでかなりの情熱的なキス（ひょっとしたらそれ以上も？）をしたフリオとテノッチの翌朝の気まずさがカワイイやらおかしいやらで、うまく出来ているなぁと感心する。繰り返すけど良い映画っす。

-------------------追記の追記-----------------
blogを書いたあともまだいろいろ考えて（それぐらい引きずっている）みたのだが、ルイサの病が持つ意味が納得出来るようになってきた。でもうーん、やっぱりもいっかい観ないと。男の子ふたりばっかり観ていたので、今度はもっとルイサの表情とか台詞に気をつけながら。
買っちゃうか？！