親密すぎるうちあけ話

親密すぎるうちあけ話親密すぎるうちあけ話
サンドリーヌ・ボネール パトリス・ルコント ファブリス・ルキーニ

ハピネット・ピクチャーズ 2006-11-24
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内容(「Oricon」データベースより)名匠パトリス・ルコント監督が贈る、官能に彩られた男女の出逢いを美しく艶やか描いたラブロマンス作品。妻と別れ、淋しい生活を送る税理士ウィリアムのもとにある日、美しい女性アンナが訪ねてくる。同じフロアの精神分析医を訪ねるつもりが、ノックするドアを間違えてしまう。そんなふとした過ちから出逢う二人。ウィリアムはアンナの口から語られる赤裸々な私生活に惹きこまれ…。
パトリス ルコントといえば「髪結いの亭主」「仕立屋の恋」「橋の上の娘」・・・、しかし私はどれも観ていない。勉強不足。唯一観たのは「列車に乗った男」で、これはとても素晴らしかったのだが後味が切ない。良い映画だけど悲しい(でもノベライズは買った。仏語だけど)。最近、フランス映画の新入荷をかたっぱしから観るようにしているため、これがその監督の映画だとは知らずに借りた。確かになんというか映画に漂う「色」は上記に挙げた作品と同じようなものを感じた。ぜんぜん作品じたいを観ていないのにこんなことを言うのもヘンだけど。
アンナの詳細を観せない分、ウィリアムの衣装や料理の変化、なにより顔に「きょとん」と書かれているようなその表情に引きこまれていった。このひとを私の中で「きょとん役者」として認定。なんだそりゃ。

公式サイト 

ラストシーンにかかわることなので、あとは追記に。

ジッポは彼女がわざと落としたんだろうか?アンナはどこまで真実を話していたのか?一つの正解を求めるんじゃなくて、あれこれ考える映画なんだろうな。
しかし、最後の南仏のシーンは綺麗だった!あの青い空と青い海が、南仏=再出発に希望を持たせてくれる。うーん、おいらも南仏で再出発したいのう。