紀伊國屋書店富山店にて

自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝自分の体で実験したい―命がけの科学者列伝
Leslie Dendy

紀伊國屋書店 2007-02
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内容(「BOOK」データベースより)
坂口安吾は「ラムネ氏のこと」という小文で、ふぐ料理の殉教者やきのこ採りの名人のことを讃えている。毒かどうか試した人がいたのだ。本書は、科学と医学の分野で、動物実験などをやった後で、最後に自分を「実験台」とした、過去2、3世紀の世界各地での事例の中から興味深いものを集め、原論文や様々な資料にあたりつつ再現を試みる。多くの人命を救った実験もあれば、ノーベル賞級の実験もある。自らの命をこの実験に捧げることになった実験もある。なぜそうした実験をすることになったか、実験者の心と行動に光を当てることで、大変ユニークな読み物となっている。巻末には、日本の研究も含む、「自分の体を使う実験」の詳細な年表が付されている。

興味本位で買ったけれど、読み進めていくとなんだか辛くなってきた。
確かに今、当たり前になっている事柄や治療法は、発見しないと分からなかったわけなのだが。
本の中に出てくる人達は何が何でもそれについて知りたい、解明したいという思いが
我が身の存在よりも強かったということなのだろうけど、しかしなー。ありがとうございますとしか言えない。


地球は売り物じゃない!―ジャンクフードと闘う農民たち地球は売り物じゃない!―ジャンクフードと闘う農民たち
Jos´e Bov´e

紀伊國屋書店 2001-04
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内容(「BOOK」データベースより)
ワールドカップから一年後、マクドナルドの「解体」という象徴的な行為によって、フランス人の運動の遺伝子を全国的に発現させ、たちまち国民的英雄になった農民がいる。本書は、一躍スターになったジョゼ・ボヴェと、その「共犯者」であるフランソワ・デュフールに、農業問題を得意にするジャーナリスト、ジル・リュノがインタビューを行なったものである。マクドナルド事件の知られざる裏話に始まり、工業化した農業の問題から二十一世紀の「市民世界」の展望までを語り、「食べ物」と「グローバル化」のあいだに張りめぐらされた網の目を解きほぐす。

最近、どうもこういう農業問題とかが気になってしまう。畑をやり始めたせいか。
「衣食住」におけるシンプルな生き方を考えると、
究極まで削ぐことが出来ない部分というのは「食」である気がして、
いちばん大切なことがそうなのではないかと思った。いや、単に私が食いしん坊なせいか。
「衣」の流行って消費社会の象徴のような気がして、最近はめっぽうついていけないし、
「住」は土地を買って家を持つってのも自分には合ってないと分かってるし、
それなら自分がもっとも考えていける部分は「食」ではなかろーか。