停滞気味

3日目にして突然,疲労に襲われる。
ヤバイ感じ。マズイ感じ。
宿の空調は全館で管理されているので,私の適温じゃないのも辛い。つけたら寒いし切ったら暑い。ちょっとダウナー。

そんな時,出発前に買ってもらったMP3プレイヤーは大変重宝している。いつも聴いている大好きな音楽を聴くというのは,普段通りの生活のような気分でリラックスできるのだ。"Le Roi Soleil"の歌たちは講義前にも聴いている。

で,やっぱり一方の講義には不満が残る。
講師が自分の言葉で語っているように思えない,何かの棒読み。だから何を伝えたいのかが全く読めない。
だいたい,7日間の講義の流れを教えてくれない講師ってのも初めてだ。ミステリートレインに乗っているようなもん。
それでいて,試験は持込み不可で自分が講義した全内容ですって,行く先も分からずに,何をどう覚えていけというのか。
講師の膨大な棒読み文章の中から,それでも言葉を拾ってノートする作業だけの講義。気持ちだけじゃなくて指も腕も疲労する。
はずれでした。

しかし,一方は一生この講義を聴いていたい!と思うぐらい楽しいドイツ文学(書いちゃった♪)。
文学って言っても演劇がテーマで,演劇って言っても戯曲じゃなくて演出について。
あなたは芝居がしたくなーる,したくなーる。
そう暗示をかけられている気もするのだけど。
どんな分野でも先駆者という人がいて,今まで自分では当たり前だと思っていたことが,当時としては画期的だったとは。知らないことを教わるって楽しいなー。あと,やっぱり芝居をやる人ってどの国でも左なんだね・・・。
このセンセイがフランス語圏の演劇をやっていてくれたら良かったのに!すぐ,弟子入りするのに!押しかけるのに!

エレナさん,励ましの言葉,ありがとうございます。
とってもうれしいです!
明日行けば1日お休み,がんばります。