ボヴァリー夫人

タイトルと全然関係ないのだが、朝起きたら相方が畳に段ボールを敷いて寝ていた。
なんじゃ、路上生活者さんか?!とビックリしたら、たんに立てかけてあった段ボールが倒れ、ころころ転がりながら寝ている相方が偶然、その上にいたらしい。
畳が寒くて段ボールを敷いたのかと思ったよー。

本題。大学のレポート課題を読む。

ボヴァリー夫人ボヴァリー夫人
フローベール 生島 遼一

新潮社 2000
売り上げランキング : 27409

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
[あらすじ-とりほの解釈-]
田舎暮らしが退屈だわぁと思っていたエマ嬢に求婚してくれた男は町に住む一応、医者。
私の人生、これで変わるかしら?と思ったのも一瞬、芸術が分からない退屈でつまらない夫に失望し鬱鬱。別の街に引っ越したら元気になるだろうと夫が気遣い転居すると、その地にはエマと話が通じ合える青年がいた。彼も私を好きかしら?でも私、人妻なんだものと想いを閉じこめ、夫のために頑張らなくちゃと思っていたらその青年は町を出て行ってしまう。そばにいてくれるだけでも良かったと思っていたけど、いなくなってしまうなんて!想いを伝えれば良かった!なんであんな夫に遠慮しちゃったんだろう!私のバカ!
ここで学習した恋に恋する人妻エマ、次の相手に対しては抑えることをしなかった。ひとり燃え上がりついに駆け落ち寸前まで行くが、結局は相手にびびられこの恋もおしまい。
そんな時、夫を尊敬できそうなある出来事があり、これで私も夫を愛せそうだわと思ったら夫は大失態。もう嫌、こんな生活ー!
そんなエマを気遣う何も知らない夫は、彼女に元気を取り戻させようとエマを別の街で開かれるオペラにと誘う。そこで再会したのが想いを告げずに別れた青年。一気に燃え上がる人妻エマ。旦那にはウソついて街へ出て、逢瀬を重ねるふたり。
しかし、夫に内緒にしていた積もりに積もった借金は悪い商人の策略で、家を差し押さえられるまでに至り、昔の男や今の男に金の工面をお願いするが、どっちにも断られた人妻エマはついに自らの命を絶つのであった。

そんなに結婚生活に不満なのならまずは発言小町にでも投稿しろよ!と思ってしまうような主人公なのだが、それを言っちゃ身も蓋もない。そのまま昼ドラになりそう。
ストーリーよりも繊細な情景描写がとても素敵。農業見本市での様子だとか装飾品がどうのとかドレスのひだがどうとか、作者は本当におっちゃんなのか?いくらモデルがいる話らしいとはいえ、こんなのおっちゃんに書けるか?

レポート課題は「なんでこれがレアリスム文学の代表作なのか」ってことなのだけど、それは参考文献借りたりしながらおいおい考えていくことに。まずは他の課題をやっつけなくちゃ。