一夜明けて

昨日はとにかく書いておこうと簡単に残してしまったので、もちょっと詳細に。

まだパジャマを着たままネットをしてて、そろそろシャワーでもしようかと思っていたときに、揺れがやってきた。別の部屋にいた相方が「地震!」って言った瞬間、横揺れがすごく大きくなってきた。
こういう時はどうするんだ、そうだ、机の下に入れと習った!と座り込んでテーブルの下に頭だけ入れていたところに相方がやってきて、私の手を引っ張って玄関先まで連れてってくれた。相方は玄関の扉を開けたが外に出るという雰囲気ではなく、「ああ、これは閉じこめられないようにしたということか!」と感心していた間にも揺れはおさまらず、しかし手を繋いでもらっていたので安心していたせいかへたり込むこともなく、終わるときを待っていた。
揺れが止まってすぐにテレビをつけ、実家にも電話を入れた。築35年2階部分途中増築の実家はかなり心配なのであるが、元気そうな両親の声に安心する。(今、改めて電話で話したところ、出窓に立っていた40cmぐらいのキューピーちゃんが吹っ飛んで来て、置いてあったお皿に突っ込んでしまったそう。ということで負傷者はキューピーちゃん1名)
我が家は東京育ちの相方のおかげで、棚という棚全部に耐震装置がついているので被害なし。立てかけてあったアイロン台が斜めになっていた程度。あとミスドでもらった発泡スチロールのフレンチウーラーちゃんが本棚の一番上から落ちていた。

この日はクルマで1時間ほどのショッピングセンターで行われていたフランスフェア(食料品のみ)に行きたかったのだが、一応、遠出はしないで近くでお買い物。夕食を食べていたお店で震度3の余震がやってきた。が、ソファが厚かったのかそれほどの大きさは感じなかった。

明けて今朝、椅子に座っていたらまたまた震度3の余震。昨日より大きく感じたのは場所のせいか。そのままなんだかめまいがしたりゆらゆらした心地が続いたりしている。おまけにガスを使うのが心配でたまらない。薬を沸かしている間もずっとそばにいた。

ところで、能登は大変なことになっている。お年寄りが多い街であるので、今後どうなるのだろう。あの歳でおうちや家財道具一切がなくなっちゃうなんて、きっと途方に暮れていらっしゃると思う。国なんてどうせ何もしてくれないだろうから(特に田舎に対しては)、ここははるか海の彼方にいる地元のヒーローである彼がなんとかしてくれないだろうか。