ダリ回顧展

クリニックの予約が朝イチしか取れなかったため、前のりで上京することになった。それならついでに遊んじゃえ!という元気な余裕も出てきた今日この頃、新幹線を上野で降りて、上野の森美術館でやっている「ダリ回顧展」へ行ってきた。
http://www.dali2006.jp/
もちろん、入場料は学生料金♪長いこと大学生やってるんだ、これぐらいの恩恵はくれ。入り口で500円払ってイヤホンガイドを借り、入ってビックリ。もんのすごぉい人!!!!!絵なんて観えないよー(T.T)。それでもなんとか人の頭の間からのぞいたり、空いてそうな絵にとりあえず移動したり、せっかく来たのだからと頑張った。人いきれで息も苦しくなるのだが、そんなこと構っていられない。20年前ぐらいスペイン語を習っていた頃から、いつかフィゲラスのダリ美術館に行きたいなぁと思いをはせていたのだ。ここでくじけちゃいかん、と踏ん張った。実はそのダリ美術館、相方は「友達に勝手に連れていかれて」行っているので、ダリの話題が出ると必ず、私に自慢をしてくれるのだ。クヤシー。ダリの絵が好きでもないのに!
こういう企画展の良さは作品だけじゃなくて習作も展示されていること。これはダリだけじゃなくて翌日に行ったエッシャー展でも特に感激した点。素晴らしい作品の奥にある、緻密な習作作業。きっと、何枚も描いているんだろうなぁ。イヤホンガイドのおかげで無知な私には難解なダリの絵を読み解くポイントも理解出来た。これから彼の作品を観るときも、いろいろ深読み出来るというもの。

ふらふらになりながらもミュージアムショップへ移動し、まず今回の図録を購入。豪華なの。でもって重い・・・。あとは芸術家指人形シリーズからゴッホおじさん(写真)とモネおじいさん。モネおじいさんは相方に無理矢理あげた。他にはダリおじさんはもちろん、クリムトおじさんとかフリーダねえさんなんかもあって、このシリーズは結構おもしろかった。

外に出ると入り口は長蛇の列、ついに入場制限をされてしまっていた。昨日今日始まった企画展でもないのに、東京はすごいなぁ。土日はいったいどうなるんだろう。でもこういうのを気軽に観に来られるってうらやましい。東京にいないと出来ないこと。相方はクラシックの演奏会に関して、私と同じ意見だった。確かに次の日、文化村に行ったらオーチャードホールの本日のイベントがホセ カレーラスのコンサートだった。東京ってやっぱりすごいー。