金沢へ

石川県のテレビ局、北陸朝日放送を観ることが多い私は、金沢21世紀美術館で開かれているという「素顔のアメリカ:ホイットニー美術館コレクション」のコマーシャルが入るたびに、行きたいなぁ行きたいなぁと思っていた。まず、この美術館じたいにも興味があったのだが(せんだって、ビョークのパートナーの個展があった場所)、なにより、このコレクションの宣伝に使われている絵がリキテンシュタインなのである。(今日の写真)アメコミのようなリキテンシュタインの絵が大好きな私、これはぜひ行きたい!と、忙しい相方にお願いして今日、連れてってもらった。

金沢21世紀美術館はすごい不思議な建物。実は今、展示会準備で有料展示となるスペースへは全く入れなかったのだけど、全体が円になっていて、無料で入れるスペースでも十分楽しめるようになっている。詳細はサイトを参照。でもいちばんびっくりしたのはワイヤーのないエレベーター。エレベーターの箱の底に棒(ってほど細かない。かなりぶっとい)がついてて、それで押し上げる格好になっているのだ。よって、四方八方からその箱が上下する様が見られる。ああ、なんでこんな凄いもんが美術館のサイトに載ってないんだよー!閉じてるスペースの方が広い美術館なのに、えらいことひとが多くて、それにもびっくり。富山の近代美術館なんてきっとガラガラよ。なに、この差。美術館内のカフェ・レストランで休憩をと思ったら、ウェディングの披露宴で貸し切りになっていたのも残念だったな。

で、「ホイットニー美術館コレクション」。通信とはいえ大学生である私はきっちり、大学生料金で入場し、中もじっくり堪能してきた。リキテンシュタインの話はあとにして、印象深かった作品のひとりはエドワード ホッパー。暗い絵だけど、どっかで聞いたことのある名前だなぁと思って見ていたのだけど、ショップで見た彼の図録に「Nighthawks」が載っていたのを見て思い出した。「ギャラリー フェイク」のエピソードにあった絵だ。今回観たのは違うけど。もうひとりはジャン=ミシェル バスキア。映画になったひとだ。壁の落書きのように書き殴った絵にはなんだか惹かれるものがあった。リキテンシュタインは宣伝になっている絵だけだったら淋しいなぁ(でっかいのが観られてうれしかったけど)と思っていたのだけど、なんと立体ものがあった!彩色したブロンズ彫刻。これはうれしかった。思わず「これ、くださる?」と言いそうになった。殴られるって...。

美術館のあとはせっかく金沢にいるということで「第七ギョーザ」に寄り、おなかいっぱい、久しぶりの餃子を堪能する。いつの間にか富山のお店がなくなっちゃってるんだもんなぁ。

あー、楽しかった!相方、ありがとう!お疲れ様でした。
ついでにバスキアの映画を載せておこっと。

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ジェフリー・ライト デヴィッド・ボウイ デニス・ホッパー

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