エンジェル

エンジェルエンジェル
フランソワ・オゾン

ショウゲート 2008-07-02
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内容(「Oricon」データベースより)
20世紀初頭のイギリスを舞台に、華やかな生活を夢見る少女の作家デビューから愛の終着点までを艶やかに描いた感動作。20世紀初頭のイギリス。エンジェル・デヴェレルは、幼いころから上流階級の生活に強烈な憧れを抱き、近くにある屋敷に住むことを夢見ていた。その憧れを小説として書き綴ることで、16歳にして作家デビューを果たし、思い描いた人生を手に入れるが…。

ネットレンタルDVD復活第一弾は大好きなオゾン監督の「エンジェル」。
2時間近くあるし、原作を読み始めた時はあまりにもの主人公にイライラして途中で投げだしたので、
どうなることかと思ったけれど、やっぱりオゾン監督の映画は好き。
たぶん、作品の色(色彩雰囲気言葉選びを含めて)と私との相性が合っているんだと思う。
いかにもの合成場面も楽しめたんだけど、途中の説明不足がやや多かったような気はする。
成り上がってからのダサダサのエンジェルの服装や館の装飾と
終盤に出てくる女性の部屋や服装との違いを見ると、オゾン監督ってイジワルな人だなぁと思う。
結局、あれはどっちなんだよ(ネタバレになるので曖昧表現)、と思って原作を読んでみたら、
そんな場面ひとっつもない!後半がえらいこと変わっている。
なんでそんな風にしたんだろうと思いつつ、ドラマティックにはなるわなと納得もする。


とにかくこういう妄想・虚言癖とか現実逃避して夢語りする人は大嫌いなのだが、
そんな私でもこの映画は2時間飽きずに観られた。オゾン監督、ありがとう。