T4Xi
- 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
- 発売日: 2008/01/11
- メディア: DVD
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"TAXi4"の本編を観た。
内容に触れまくりなので感想は追記に。つまらないつまらないという下馬評から入ったせいか、ままあ楽しめた。やっぱりリリーが出られないってのは痛いんだね。それでもフレデリック(エミリアン)ファンには待ちに待った最新映像なので、それだけでも満足っす。ふたりに似た子を探したっていう息子達はえらいことカワイイ。あと、久しぶりに観たPPDA。お元気そうで何より。
結論だけ書くと、エミリアンか署長以外のファンの方はテレビでの放送を待つことをオススメします。ただ、このときの吹き替えが例の最低最悪バージョンだったらごめんなさい。
もともとカーアクション目当てで観てるわけではないので、そういうシーンがずどーんと減っていることには文句は言わない。メイキングを観る限り、ダニエルの運転シーンは合成だったようだし。これはなんだ、サミー・ナセリが免停になったとかの影響が尾を引いているのか?
物語はこれじゃあ署長中心のコメディだと散々騒がれていたので覚悟していたせいか、それほど気にならなかった。エミリアン、結構出てるし。それだけで満足なんだもん、だってファンだからさ。
気になったのはサミー・ナセリの覇気のなさ。リリーがパリへお出かけ中という設定にしてあるのは、次回作では出すよという意味なのだろうけれど、彼があんな調子じゃ5なんてないんじゃないか。すべてが中途半端な印象だった今作が最後なんてのはちょっと寂しすぎる。日本版ポスターには次はモナコだ!なんて書いてあったのに、実際モナコが出たのはちょっとだけだし(ホントに行ってんのか?とさえ思った)。マルセイユからモナコまで1時間で行けるのか?
フレデリックのファンだから彼のグダグダな場面も観ていられるけど、カーアクションが目当てだったりしたら、4はまったくのダメダメ作品だろう。今回のエミリアンはダニエルだけじゃなくてアランとの絡みも多かったし。フレデリック自身、メイキングでアラン役の彼との共演が多いって言っていたけど、ホントによく一緒に出てるんだよね。"David Nolande"にも冒頭の場面でいきなり共演だったし。
最後に点数をつけろと言われたら、うーん、シリーズとしては10点満点中4点ぐらいかも。とにかくリリーが出ていないことでダニエル側の描写が薄くなったのは間違いないと思う。あとは署長をアホにし過ぎだってこと(暴走キャラはリリーのパパひとりで十分だ)、ペトラが潜入捜査してでも手に入れたかった手帳の説明がされていないこと、そしていくらなんでも妻の顔ぐらいは気が付けよ、エミリアン、ってなこともろもろでマイナス6点。
5はあるのか?それは売れっ子になりつつあるマリオンしだいか、もしくはサミー・ナセリがちゃんと社会復帰出てきているかによるんだろうな。