サル顔は万国共通か

ルパンルパン
モーリス・ルブラン ジャン・ポール・サロメ ローラン・バショー

角川エンタテインメント 2006-04-07
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ルパン(三世)好きとしてはとてもとても楽しみにしておったのじゃったー。なのに・・・。
このカントクさん、「ルーブルの怪人」を撮った方なんだそうで。それなら観た後の印象もちょっと納得。公式サイトに「ソフィー マルソー、だんたらかんたか主演の「ルーブルの怪人」」って書いてあったけど、だんたらかんたらのところはフレデリックの名前を書くところだろうって!
物語の中でルピナス(Lupinus)の花が出てくるのだが、ラテン語で「狼」って意味なんだそう。ルパンの名前と似ている。だからフランスでは「ルパン三世」の名前がWolfなのかなと思ったり。
(以下、内容にかなり触れております)

疲労感しか残らなかった・・・。
長すぎるし、結局いちばん描きたかったことは何だろうって悩んじゃった。原作は読んでいないんだけど、仮に原作に忠実に作っていたとしても、映画にするときはもっと整理するもんじゃないか?ラストのあの場面は必要だったのか?
物語の核であろう、「おとっつぁんが生きてて、おまけにヤツだったんて!」というところをもっともっと掘り下げて、そこだけを中心にしておけば、散漫な印象もなかったような気がする。
あと、中途半端な特殊効果も、ここは笑うところなのか?と思ってしまって辛い。ルパンがちっとも格好良くないのも辛い。角度によってはRobbieに見えないこともないのだが(彼もサル顔だから)、でもそんなに素敵じゃないから。