原作も好きだし、舞台も観に行ったので結構期待していたのだが、amazonの★の数にはちょっと驚いた。そんなに良い映画か...？スピード感はないし、男の子達がイカレた若者というよりも、ただのアホな子達という印象。最初の殺人でも「台詞のやりとりからおばさんをバカにする」となっているが、あれは「おばさんだからバカにする」としなければダメなんじゃなかろうか。このおばさんだから殺すじゃなくて、とにかくおばさんだから殺す、という風に。原作読んだのが遠い昔なのでひょっとしたら私の思い違いかもしれない。舞台で観た時のジプシーキングスが流れる中、商店街の雑踏の中で無作為のおばさんとして刺される第一の被害者、というイメージが強いのでそう思っているだけかも。とにかくちょっと、いやかなりガッカリだった。やっぱ邦画ってこういうだらんとした作りになっちゃうのかなぁ。
松田龍平ってもっと芝居がうまい子だと（勝手に）思ってたのに。それもがっかり。でもおばさん群は良かったかな。全然くたびれていないから根本的に違うぞとは思ったけど。
